討竜の剣
そんなナハトに歩み寄る。

「私は…」

ナハトが小さく呟く。

「私は…汚竜を討伐する為の切り札を握っている」

「切り札?」

俺が言うと、彼女は静かに頷いた。

「汚竜は人間の知恵や力では倒せない…ドーラの兵器を以ってしても、傷つける事は出来なかった…汚竜を討てるのは…同じ竜しかいない…」

彼女はそう言って、俺に一枚の紙を見せる。

「…!」

その紙に書かれたものを見て、俺はただただ驚愕するしかなかった。

「お前…本気か?」

「……」

「こんな事…神話の時代の宝具を創造するようなもんだぞ?」

「…できる」

ナハトは再び頷いた。

「火の民ファイアルの貴方の力と…土の民ドーラの私の器用さがあれば…」


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