討竜の剣
俺はナハトを抱き上げて近くの宿屋に入る。
部屋を一つ借りて、彼女をベッドへ。
幸い大して熱も出なかったらしく、すぐに穏やかな寝息を立て、ナハトは眠りについた。
…その寝顔を見ながら、俺は彼女から受け取った紙を見た。
刃竜(じんりゅう)。
甲竜(こうりゅう)。
牙竜(がりゅう)。
再生竜(さいせいりゅう)。
どれもこのファイアル地域に生息する、しかし目撃証言の少ない希少な魔物だ。
中には幻とまで言われるものもいる。
全てに共通するのは、討伐するのは困難である事。
そして、仕留めた際には貴重な素材が得られるだろうという事だ。
部屋を一つ借りて、彼女をベッドへ。
幸い大して熱も出なかったらしく、すぐに穏やかな寝息を立て、ナハトは眠りについた。
…その寝顔を見ながら、俺は彼女から受け取った紙を見た。
刃竜(じんりゅう)。
甲竜(こうりゅう)。
牙竜(がりゅう)。
再生竜(さいせいりゅう)。
どれもこのファイアル地域に生息する、しかし目撃証言の少ない希少な魔物だ。
中には幻とまで言われるものもいる。
全てに共通するのは、討伐するのは困難である事。
そして、仕留めた際には貴重な素材が得られるだろうという事だ。