クライシス
三人は古く、薄汚れたコンクリートの建物の前に到着した。平壌中心街に有る高層ビルとは雲泥の差だった。
そのビルに入ると三階の部屋に向かう。
三宅は三階の一室のドアの前に立つと、静かにノックした。
すると部屋から四十代位の男が顔を出した。男は三宅の顔を見ると笑顔に成った。そして三宅と黙って抱き合った。
男は後ろの雄介と二谷に頭を下げると三人を部屋の中に引き入れた。
部屋の中は古めのパソコンが二台置いてあるだけだった。広さは六畳位の広さである。
男をよく見ると杖を付いている。どうやら右足が悪い様だ。そして目の色は茶色で髪も茶色い。ハーフの様だ。
「お久しぶりです。三宅先生」
その男が言う。
「久しぶりだな。ターナー」
三宅が微笑んだ。そして雄介らに振り向いた。
「ジョン・ターナーだ。親父が元米軍の亡命軍人なんだ」
そう言って紹介した。ターナーは頭を下げる。
「ターナーです。私は父がアメリカ人で母が朝鮮人なんです。元々人民軍にいましたが、足をやられて退役しました。三宅先生は私の命の恩人なんです」
ターナーがそう言って笑った。
「命の恩人は、ねーよ」
三宅が照れる。
そのビルに入ると三階の部屋に向かう。
三宅は三階の一室のドアの前に立つと、静かにノックした。
すると部屋から四十代位の男が顔を出した。男は三宅の顔を見ると笑顔に成った。そして三宅と黙って抱き合った。
男は後ろの雄介と二谷に頭を下げると三人を部屋の中に引き入れた。
部屋の中は古めのパソコンが二台置いてあるだけだった。広さは六畳位の広さである。
男をよく見ると杖を付いている。どうやら右足が悪い様だ。そして目の色は茶色で髪も茶色い。ハーフの様だ。
「お久しぶりです。三宅先生」
その男が言う。
「久しぶりだな。ターナー」
三宅が微笑んだ。そして雄介らに振り向いた。
「ジョン・ターナーだ。親父が元米軍の亡命軍人なんだ」
そう言って紹介した。ターナーは頭を下げる。
「ターナーです。私は父がアメリカ人で母が朝鮮人なんです。元々人民軍にいましたが、足をやられて退役しました。三宅先生は私の命の恩人なんです」
ターナーがそう言って笑った。
「命の恩人は、ねーよ」
三宅が照れる。