クライシス
ターナーの住む駅に降り立つと、又もや雄介は
走る。そして、ターナーの住む古びたビルが見えてきた。
その家の前に黒塗りの車が三台停まっていた。そして制服を着た男が数人立っている。国家保衛省の保衛員だ。彼等はスパイの取締りを行う、秘密警察だった。
雄介はビルの前にある、家の壁に隠れて様子を見た。ビルから、手錠を掛けられたターナーが現れた。雄介は目を見開く。
そして、その後ろから同じく手錠を掛けられた二谷が現れた。
二谷さん!雄介は声が出そうになった。
その二人が保衛省の車に乗せられる。三宅の姿が無い。
だが、雄介の頭は真っ白になっていて、気が付いていない。全てが終わった感じがした。
雄介は自然と手に銃を持った。そして、安全装置を外す。行くしかない、そう思ったその時だった。
後ろから口を塞がれる。そしてそのまま。銃を取り上げられてしまったのだった。





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