クライシス
その三ヶ月後、三谷は特別機で北朝鮮に向かっていた・・・


二谷は青葉製作所の技術団と共に北朝鮮に向かう。


何故、三宅が北朝鮮に渡って数年経過した今に成って急に逮捕命令が出たかと言うと、この青葉製作所に理由があった。


青葉製作所は北朝鮮より、鉄道建設の仕事を請け負ったのだ。


そこで二谷は青葉製作所の技術員に紛れて一緒に北朝鮮に渡る事に成った。


二谷は警察を退職した


もちろん、作戦の一環であった。


万一、二谷が捕われた時は日本警察は関知しない事に成ってる。


そして経歴上、二谷は三年前に遡って警察を退職しとおり、そこから青葉製作所に入社している事に成っていた。


二谷は念のため青葉製作所で三ヶ月間、技術研修を行い、日本を出発した。


日本を出発して4時間後には北朝鮮に到着してホテルに入る。


ホテルには通訳として北朝鮮の役人と軍人三人が技術団に付いて回る。


ホテルには部屋にも監視カメラが有り、もちろん盗聴器を仕掛けられていた。


青葉製作所の技術団も二谷の素性を知らされて無かった。


許可無く外出を禁止され、外出する際にも監視がつく。


全く打つ手が無さそうだが・・・そうでも無かった。


社会主義国家は組織の末端の人間は忠誠心が薄い。


二谷はそれを利用した。
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