クライシス
うわあ・・・本庁直々にお叱りかよ・・・


雄介は焦った。


<今からすぐに本庁に来なさい>


うわ・・・マジかよ・・


「あ・・・でも・・・今日は証拠品の提出が有るんスよ・・・明日なら・・・」


雄介がそう言うと木下はイライラした声で言う。


<君の上司には話しが付いている!君はとにかくコチラに来なさい!>


うわ・・・カリカリしてる・・・


怒ってはる・・・


「あ・・・そうなんスか・・・」


<とにかく、至急に来なさい!以上!>


相手はそう言って電話を切った。


雄介はとりあえず、言い訳を考えながら駅に向かった・・・










警察庁に到着した雄介は迷っていた。


どこに行けば良いんだろう?


警察庁には初めて来た。


受け付けが有ったので声をかけた。


「すんません・・・あのお、木下さんおられます?」


受け付けの女の人は顔を上げた。


「木下・・・ええと、どちらの木下でしょうか?」


「あれ?なんだっけかな?警備員・・・?警備員は無いっスね・・・アハハハハ!!」


雄介は一人で笑うが、受け付けの人は困った顔をしている。


雄介が頭をかいてると後ろから声をかけられた。


「市橋君」


見ると、30代半ばの男が立っていた。

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