クライシス
と・・・言う事は・・・大阪で・・・テロが行なわれる可能性も・・・ある・・・!


雄介は急に身震いをした。


大阪には家族や、友達がたくさんいる・・・


そして・・・由香もいる・・・


その全てが・・・死んでしまう・・・


雄介の脳裏に・・・ウイルスに感染して肉が徐々に食い尽くされていく・・・由香の姿が浮かんだ・・・


由香・・・!!!!!


雄介は携帯電話を握り締めて・・・そのまましゃがみ込んだ・・・


駄目だ・・・


駄目だ・・・!


雄介の体が震えだした・・・


震えが止まらない・・・


「あの・・・大丈夫ですか・・・?」


突然声を掛けられた。


見ると、通学途中の女子高生であった。


「駅員さん呼ぼうか?」


近くにいた中年のサラリーマンも声をかけてきた。


周りの人達も心配そうに雄介を見ている。


「顔色が悪いな・・吐きそうなのか?トイレに連れて行ってあげようか?」


別のサラリーマンも声をかけてきた。


雄介は顔を上げて周りを見渡した。


この人達も・・死んでしまう・・・


そしてこの人達の大切な人も・・・


みんなが心配そうに雄介を見ていた。


俺は・・・俺は・・・


そう思った時・・・雄介の瞳から・・・涙がこぼれて来た・・・


そして、雄介は立ち上がり・・・告げた・・・




「大丈夫です・・・!俺は・・・!」




そう言って涙を流しながら笑った・・・
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