クライシス
−11月20日17:45−

東京都千代田区・・・


二谷と雄介は地下鉄に揺られていた。


「なんで・・・革命なんか起こそうとしたんスかね?」


雄介はポツリと二谷に尋ねた。


二谷は苦笑いをすると答えた。


「まあ・・・ただの流行りだったんだよ・・・恋愛と一緒でさ・・・若い内は真っすぐに成るだろう?奴らは適度な恋愛が出来ない奴ら・・・つまりストーカーだったんだろ」


二谷はそう言う。


「流行りで、人を殺すんスか?」


「だから目の前が見えなくなったんだよ」


雄介は理解が出来ない。

日本に生まれて雄介は不満が無い。


餓死する事も無いし娯楽ある・・・何をそれ以上望む?


雄介は一時間前に会った三宅を思い出した・・・


太陽の光りが全く入らない面談室で会った三宅は・・・刃物の様な男であった・・・






「何の様だ?」


三宅が二谷に尋ねる。


「負け犬の顔を見ようと思ってな」


二谷は笑う。


「チッ!・・・それより久しぶりじゃないか?あん?元ハムの今は車屋さん!」


三宅は二谷に悪態をついた。


「交通課も立派な警官だ」


二谷が冷静に言う。


「はん!俺はテメエみたいな車屋に捕まるとはな!」


三宅が頭をかいた。
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