クライシス
「それより三宅・・・ただ生かされている気分はどうだ?」


「豚みたいな生活だ」


三宅は吐き捨てる様に答えた。


「お前の情報は役立ったからな・・・死刑囚のお前が生きてるのは、お前のその情報のお陰だ」


「いや、良い加減に死刑を執行しろよ、俺はもう早く死にたいんだよ!いつまでもこんな豚みたいな生活はゴメンだ!」


「俺は法務大臣じゃねえ!執行は法務大臣の仕事だ!」


二谷は笑う。


「そして・・・」


二谷は言葉を続けた。




「特赦もな・・・!」




二谷の言葉に三宅は顔を上げた。


「特赦・・・?」


二谷は三宅に顔を近付けた。


「三宅・・・死ぬ前にシャバに出たく無いか?」


二谷の言葉に三宅は二谷を睨む。


「何を・・・たくらんでる・・・?」


二谷は笑いながら答えた。


「なーに、北にもう一度行こうって話しだ!」


「何????」


「明日正式に特赦が降りる・・・もちろん、お前が協力する条件としてな!」


「待て!どういう事だ???」


「話しに乗る気が有るなら、特赦に応じろ無いなら死刑まで豚の様な生活をしろ・・・!」


二谷はそう言うと雄介を見た。


「行くぞ」


そう言って立ち上がる。
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