【長編】私の道
-トントン
「は〜い」
電話をきるとちょうど誰かが来た。
「未來ちゃん。」
控え室に入ってきたのは、カイさんだった。
「カイさん。どうしたんですか?」
カイさんだけだと思ったら、ユウさん、リクさん、ソラさん、晴也がいた。
「未來ちゃんは、この後、ヒマ?」
「ごめんなさい。知り合いと食事なんです。」
私は、やんわり断った。
てか、私はこの人たちより徹さんを優先にするのは当たり前。
約束をしたのが先とかじゃなくてね。
私にとって、大切な人だから。
「そうなんだ〜。」
カイさんは、残念そうだった。
「兄貴が....」
ユウさんが呟いた。
「真人さんも来るの?」
私は、ユウさんの言葉にすぐに反応した。
「そうだよ。真人さんが未來ちゃんもって....どうにかならない?」
カイが粘って聞いてきた。
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