【長編】私の道


「未來ちゃんに聞きたい。この人が話したことが本当かどうか。」


いつもと違う真人さんは、やっぱ怖いよ。


てか、何を話したの?


「この方は.....」



「三枝 愛さんでしょ?知ってます。」


徹さんが紹介しようとしたのを遮った。


「知ってたの?」


三枝さんは、睨むように私を見た。


当たり前だ。


三枝さんの事は、彰くんから聞いていたから。


よ〜く、よ〜くね。


「はい。彰くんから聞いてました。」


「そう。話が早いわ。あなた芸能人なのに過去に売春はないんじゃない?」


三枝さんは、嫌みったらしく言う。


はっ?


開いた口が塞がらない。


なんでそうなるの?


まあ、彰くんは、25歳だったからね。


犯罪ものだもんね。





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