【長編】私の道


「三枝さんは、今もあそこに?」


「質問してるのは、私よ。仕方ないから、答えてあげる。今は、いないわよ。今、東京なのよ。そしたら、忘れたくても忘れられないあなたがテレビに出てるじゃない。一言文句いいたくなったのよ。」


なんだ。


じゃあ、知らないんだ。


かわいそうに。


やっぱ、三枝さんは彰を好きなんだね。


「本当に何も知らないんですね。」


「あんた何様?彰に好かれてたからって。」


勘違いしてるし、興奮しすぎだよ。


「ちょっと、君興奮しすぎ。」


殴りかかろうとしたのを徹さんが止めてくれた。


徹さんもなんだかんだで私を守ろうとしてくれてるんだね。


だから、余計に裏切られた感じになっちゃったのかな?


だったら、はっきりさせなきゃいけない。






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