【長編】私の道
「私は、彰くんの望みを叶えてただけです。」
「はっ?望み?売春が?」
バカにするように笑う三枝さん。
てか、まだ、売春だと思うの?
この人、かわいそすぎる。
「売春じゃないです。あなたはただの幼なじみだったから知らないんですね。」
ちょっと反抗してみた。
だって、ちょっとぐらい仕返ししたいじゃない。
「あんた、私を見下してんの?私は、ずっと彰のそばにいた。彰が好きだった。いつの間にかあんたみたいなガキがそばにいた。あんたが死に追い込んだんでしょ?」
やっぱり、三枝さんは彰くんが好きなんだね。
彰くん、判断間違ったね。
あなたが亡くなった今でも悲しむ彼女。
本当は、そんなとこ見たくないからって。
逃げたのは、彰くん。
けど、三枝さんは、すべてを知らなきゃ立ち直れないよね。
ごめんね、彰くん。
彰くんの愛する三枝さんをこれ以上苦しめたくないから、言うね。
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