ハイスクールラブ
「しげちゃん、あのね、私決めたの」
「決めた?何を?」
「私・・・藤くんにいつも笑っていてほしい。あんな風に何もかも拒絶するような目をしてほしくない」
重田は黙って聞いていた。
真奈美は重田に詰め寄った。
「藤くんに、何があったのか教えて!私じゃ何の助けにもならないかも知れない。もっと嫌われちゃうかもしれない。でも何もせずにいるのはもっと嫌なの」
「真奈美ちゃん・・・」
真奈美は頭を下げた。
「お願いします・・・!」
重田はしばらく動かず真奈美を見つめていた。
(お願い!いいって言って!!)
真奈美は祈った。
「ちょっと・・・考えさせて。俺1人じゃ決められないや。仲間にも・・・相談してみる」
真奈美は顔を上げた。
重田は苦笑いして言った。
「俺としては・・・紘季を救えるなら何だって誰にだってお願いしたいくらいだけど、なんつーか、デリケートな問題だから・・・俺の一存で話してしまって、後悔するのも怖いんだ」
真奈美は何も言わずに頷いた。
とにかくこれで一歩進んだのだ。
連絡先を交換し、また後日連絡すると重田は言った。
「しげちゃん、ありがとう」
「真奈美ちゃんのそのパワーはすごいねえ。紘季は幸せものだよ」
そう言って笑って去っていった。
重田はきっと話してくれる。そう思った。
「決めた?何を?」
「私・・・藤くんにいつも笑っていてほしい。あんな風に何もかも拒絶するような目をしてほしくない」
重田は黙って聞いていた。
真奈美は重田に詰め寄った。
「藤くんに、何があったのか教えて!私じゃ何の助けにもならないかも知れない。もっと嫌われちゃうかもしれない。でも何もせずにいるのはもっと嫌なの」
「真奈美ちゃん・・・」
真奈美は頭を下げた。
「お願いします・・・!」
重田はしばらく動かず真奈美を見つめていた。
(お願い!いいって言って!!)
真奈美は祈った。
「ちょっと・・・考えさせて。俺1人じゃ決められないや。仲間にも・・・相談してみる」
真奈美は顔を上げた。
重田は苦笑いして言った。
「俺としては・・・紘季を救えるなら何だって誰にだってお願いしたいくらいだけど、なんつーか、デリケートな問題だから・・・俺の一存で話してしまって、後悔するのも怖いんだ」
真奈美は何も言わずに頷いた。
とにかくこれで一歩進んだのだ。
連絡先を交換し、また後日連絡すると重田は言った。
「しげちゃん、ありがとう」
「真奈美ちゃんのそのパワーはすごいねえ。紘季は幸せものだよ」
そう言って笑って去っていった。
重田はきっと話してくれる。そう思った。