ハイスクールラブ
「え・・・ええ!??」
真奈美は思わず声を上げた。
自分が生徒と知らないとは言え、まさかこんなにも突然に家に誘うとは思っていなかった。
紘季の目を見つめる。真奈美を誘っているのは間違いなかったが、どうしてもという意気込みは感じられず、真奈美が断ればそれで終わりだろうと思われた。
(私が生徒だって知ったら・・・この人どうするんだろ)
真奈美は言ってやろうかと思ったが、未成年で入ってきて、イケナイことをしているのは自分である。それに・・・紘季ともう一度キスしたかったのも本心だった。紘季のキスは今まで付き合ってきた同年代の彼氏とは全く違った。
自分はそんなに軽い方ではないと思っている。
セックスするのも正式につきあってからだったし、その場の雰囲気ですることなど今まで一度もなかった。
しかし、このときに限ってこのチャンスを逃したいとは思わなかった。
真奈美は黙って頷いた。
これからどんなことが起きるのかドキドキしてうまく話せなかった。
紘季は友人たちに声をかけることもなく真奈美の手を引き外へ出た。
タクシーに二人で乗り込む。
紘季のマンションはクラブからそう遠くはなかった。
タクシーの中で紘季は何も話さなかった。
真奈美も話さなかった。こっそり紘季の様子を伺う。
Tシャツの上に襟を立てるタイプのピンクと水色とグレーのスポーティなジャケットを羽織り、細身のジーパンを履いている。
(別の人みたい・・・)
学校で見かける紘季とは全くの別人であった。
タクシーが止まる。
降りると、真奈美の手を引いた。
「ねえ、そのサングラスさ、デカくね?ボスか?」
突如紘季が話しかけた。
真奈美はハッとして手にしていたサングラスを見た。
「ボスって何よ。二コール・リッチーって言って!」
そう言ってサングラスをかけた。
ブッと紘季が噴出して笑う。
「なんで笑うの!?」
真奈美はふくれたが、少し緊張が解けた気がした。
真奈美は思わず声を上げた。
自分が生徒と知らないとは言え、まさかこんなにも突然に家に誘うとは思っていなかった。
紘季の目を見つめる。真奈美を誘っているのは間違いなかったが、どうしてもという意気込みは感じられず、真奈美が断ればそれで終わりだろうと思われた。
(私が生徒だって知ったら・・・この人どうするんだろ)
真奈美は言ってやろうかと思ったが、未成年で入ってきて、イケナイことをしているのは自分である。それに・・・紘季ともう一度キスしたかったのも本心だった。紘季のキスは今まで付き合ってきた同年代の彼氏とは全く違った。
自分はそんなに軽い方ではないと思っている。
セックスするのも正式につきあってからだったし、その場の雰囲気ですることなど今まで一度もなかった。
しかし、このときに限ってこのチャンスを逃したいとは思わなかった。
真奈美は黙って頷いた。
これからどんなことが起きるのかドキドキしてうまく話せなかった。
紘季は友人たちに声をかけることもなく真奈美の手を引き外へ出た。
タクシーに二人で乗り込む。
紘季のマンションはクラブからそう遠くはなかった。
タクシーの中で紘季は何も話さなかった。
真奈美も話さなかった。こっそり紘季の様子を伺う。
Tシャツの上に襟を立てるタイプのピンクと水色とグレーのスポーティなジャケットを羽織り、細身のジーパンを履いている。
(別の人みたい・・・)
学校で見かける紘季とは全くの別人であった。
タクシーが止まる。
降りると、真奈美の手を引いた。
「ねえ、そのサングラスさ、デカくね?ボスか?」
突如紘季が話しかけた。
真奈美はハッとして手にしていたサングラスを見た。
「ボスって何よ。二コール・リッチーって言って!」
そう言ってサングラスをかけた。
ブッと紘季が噴出して笑う。
「なんで笑うの!?」
真奈美はふくれたが、少し緊張が解けた気がした。