da capo
興奮しているレイにヒロくんはクスッと笑って言ったわ。



「嘘ばっかり。
本当は音取れてたくせに」





「ちょっと待ってて!!」

レイは引き出しの奥をあさって、もう二度と出すことなんてないと思っていた楽譜の山を取り出したの。

レイが昔から作り続けていた曲よ。

そして、それをヒロくんの前にドンと積んだわ。

ヒロくんは細い目を丸くしていたわ。

レイはヒロくんとなら、この歌を胸を張って歌える気がしたの。

「私のオリジナルの歌!!
一緒に歌おう?」

身を乗り出して言ったレイに、ヒロくんはやっぱり風のようにそうっと笑いながら、いいよって答えたの。
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