da capo
レイが見つけたのは、彼の姿でも彼の声でもなかった。

彼が残しただろう、手紙とA4の紙の束の山だけ。

机の上にポツンと置かれていたの。

訳が分からなくて、レイは手紙を読んだわ。





『レイ

オレがいたら、レイは、一歩を踏み出すことが、できないから

頑張れ

そして、ありがとう

レイは、とても大切な存在でした』



彼の話し言葉みたいに、読点の多い手紙。

そして、最後にこう付け加えられていたわ。





『また、一緒に歌おう』
< 34 / 43 >

この作品をシェア

pagetop