俺様と落ちる恋!!??-Ⅱ-
「まず…お前はものすごく勘違いしてる。」
「え?」
勘違い?
「……どこが勘違いなのよっ!!
柚希って女の人から電話があったのは事実じゃない!!」
冬夜は黙って私を見てる。
「それに…私に隠して会ってっ…私が本当にあの会話聞いてなかったらそのまま隠してたんでしょ!?」
「………」
「会話も聞こえてたんだから!!家に来てって言われて、わかったって言ったり…じゃあ私はどうなるの!?」
「…未歩。」
「私って結局遊びなの!?冬夜は何も話してくれないっ…なんか私だけがっ…」
「未歩。」
あれ…泣きたくなんかなかったのに…
「私だけっ……いつも置いてきぼりな気がしてっ…悲しくて…ヒック…
生徒会があるから一緒に帰れないって…今日は家に1人だってわかってても…やっぱり寂しくてっ…
私ばっかりこんなに冬夜のこと好きなんて嫌だよ〜…」
「未歩!!」
「きゃっ…」
次の瞬間、冬夜に思いっきり抱き締められていた。