転校生は発明家
「お前のじいちゃん、どんだけすごいんだよ」

「発明王って裏では呼ばれてたのだ」

そこまでいくのか、と思う程だった。

「だが、殺されたのだ」
その場が、冷たく静かになった。

「あいつは、絶対に私が許さないのだ、絶対に」
夜明の手は堅く強く握りしめられていた。

「ま、まあちょっと落ち着けって、お前さっき製造No.56って言ったよな」

こんな重く冷たい空気は早めになくした方がいいと思ったら、いつの間にかそんな質問をしていた。

「うぬ、まだまだあるが今は二つしか持ってないのだ」

夜明も、自分の発明品について聞かれて嬉しかったのか一気に明るくなった。
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