好きだからBLの恋
「あ~さすがにまだ眠いぜ」
「奏多、もう少しだよ?」
「わかってるって、くそーこの計算、めちゃくちゃ面倒クセ~よ」
「どれ?」
電卓を片手に嘆く奏多は、持っていた用紙をスルリと取りあげられた。
もちろん誰かなんて声でわかっていたので、いつの間にかすぐそばに来ていた久音に3人が固まる。
「これなら俺でも出来そうだな・・・。この手のものがあるなら俺が手伝ってやろう」
「え? マジ? いいんスか?」
「ああ。かまわないよ」
そう言うと、電卓を持ってキッチンカウンターに戻っていくのを、3人は安心したように息を吐く。
空いている場所が、優子の隣しかなかったので、そこに座られたらどうすればいいのかと考えていたのだ。
しかしそこは座れるが、テーブルにはペースがない。
それが幸いしたのだった。
久音は受け取った用紙に速い速度で、計算した数字を書き込んでいく。
特別難しい計算ではないが、とにかく細かく記入欄が多いので、細かなことが嫌いな奏多にとっては嬉しいお手伝いだ。
いきなり嫌がっていた作業がなくなったことが、そうとう嬉しかったのか、いきなり奏多の表情が明るくなっている。
その後は、手伝ってもらったことと、奏多の機嫌が良くなったことでレポートは順調に進み、昼前に終わった。
「奏多、もう少しだよ?」
「わかってるって、くそーこの計算、めちゃくちゃ面倒クセ~よ」
「どれ?」
電卓を片手に嘆く奏多は、持っていた用紙をスルリと取りあげられた。
もちろん誰かなんて声でわかっていたので、いつの間にかすぐそばに来ていた久音に3人が固まる。
「これなら俺でも出来そうだな・・・。この手のものがあるなら俺が手伝ってやろう」
「え? マジ? いいんスか?」
「ああ。かまわないよ」
そう言うと、電卓を持ってキッチンカウンターに戻っていくのを、3人は安心したように息を吐く。
空いている場所が、優子の隣しかなかったので、そこに座られたらどうすればいいのかと考えていたのだ。
しかしそこは座れるが、テーブルにはペースがない。
それが幸いしたのだった。
久音は受け取った用紙に速い速度で、計算した数字を書き込んでいく。
特別難しい計算ではないが、とにかく細かく記入欄が多いので、細かなことが嫌いな奏多にとっては嬉しいお手伝いだ。
いきなり嫌がっていた作業がなくなったことが、そうとう嬉しかったのか、いきなり奏多の表情が明るくなっている。
その後は、手伝ってもらったことと、奏多の機嫌が良くなったことでレポートは順調に進み、昼前に終わった。