。゚+相方Lovers+゚。



先生との漫才もサラリとこなしたあたしだけど、数学の小テストはサラリとはいかなかった。




『あぁ…もうマジでありえへん』

「そんな悲惨やったん?」




はいっ、とあたしに紙パックのイチゴオレを差し出してくれた。




『あ、ありがとー……悲惨?ふざけんじゃねぇ。絶望やわ』

「どんなんやねん」




どーせ!菜穂は頭いいからええやん!!あたしは……姉ちゃんに頭脳持ってかれたんやぁぁ!!




『姉ちゃんのあほー!!』

「誰があほやねん」




バコッとプラスチックの塊が頭に当たった。




『デジャヴ!?』




振り向くと……




「あんた恩人にようそんなこと言えんな」

『姉ちゃん!』




ふてくされた姉ちゃんがおった。




『ななな、なんでおんの!?』

「やっほ♪菜穂ちん☆」

「やっほ♪」

『無視すんな!!』




菜穂と戯れてる姉ちゃん。




『高校は?』

「明日からテストやねんっ!今日はテスト前日やから、HRだけで終わり〜」

『ふーん』




ってかテスト前日に何しとんねん。




「お弁当、忘れたやろ〜?」

『あ』




あたしの頭に乗せたプラスチックの塊を差し出した。



どうもカバンが軽いと思った。




『ごめん、ありがと』

「いーえ。んじゃ……」




姉ちゃんはあたしの耳元に顔を寄せると、呟いた。




「真希。押してダメなら押し倒せやで。あんたはまだフラれてないはずや。頑張れ☆」




そう言って、あたしの手にあめ玉を握らせて去っていった。



最後に…キョトンとしてるあたしのクラスメートに、最高級の笑顔を見せるのを忘れずに。


うーん。今の笑顔で半数の男がトキメいたな。


黙ってりゃ可愛いから。姉ちゃんは。




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