【短編】極道彼氏!~あたしの虜~
「頑張ってね?」



あたしはそう言って篠原くんを見送る。篠原くんは、嬉しそうにはいと言うと、乗って来た車で、どこかへと向かった。


しょうがないよね?ちょっと寂しいなんて思っちゃ…多分、責任で付き合ってくれてるだけなはずだし…



少し湿っぽい雰囲気を振り払ってあたしは、大きくガッツポーズをする。



「よし!今日は、一磨と買い物に行こう!!」



お母さんにお小遣いもらおう!!銭湯は中止だ!



あたしは急いで帰宅すると、小学生の一磨を引き連れてスーパーに向かったのだった。
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