らぶ米でぃ!
「そっか、コメコがあそこに居たのは、弥生さんのことを話に行ったからだったんだ。」


「うん、弥生さんずっと休んでるって聞いたから放っておけなくって、ミナト先輩に抗議に行ったつもりだったんだけど・・・なのに何か勘違いされてお手伝いする羽目になっちゃって・・・」


私がミナト先輩のとこに居た理由も説明して

そんな訳で私と俊太も仲直り


めでたしめでたし


といったところで

「じゃ、また明日ね。」


うちの前


「うん、じゃあ・・」

と俊太が名残惜しそうに繋いだ手を指

一本ずつ離してく・・・


もうちょっと一緒にいたいなって感じ


のところに

「何やってんだお前ら。」


ゲッ!八十八!


「八十八兄ちゃん!」


今の今まで名残惜しそうだった俊太

サッサと私の手を離しちゃって


「八十八兄ちゃん、今日いたんだね。」

嬉しそうな俊太。

ホント・・・どっちがいいわけ?


「なんだ、俊太 部活は?」

「うん、テスト期間中で休み。」

「ふう~ん、なのに随分と余裕そうだな?」

そう言って俊太から私を見る八十八。

「なによ?八十八こそなんでいるわけ?」


俊太がテスト期間中だなんて知らなかったし、別に私が俊太を連れまわしてたわけじゃない。

けど

テスト期間中の俊太がわざわざケーキを買いに行って私に謝ろうと思ってた


ってことは・・・


ああ・・俊太

私のことホントに好きでいてくれてる


とか思っちゃったりして?


少し・・うれしい感じ






< 187 / 364 >

この作品をシェア

pagetop