らぶ米でぃ!

「八十八ぁ~!

何が入学祝よ!」



「あれ?舞子ちゃんにも分かった?」


分かったも何も・・・

ってゆ~か


赤面!


『私にもちょうだい』とか

言っちゃったじゃない・・・


すこーし俊太から離れて窓の方を向く私


「コメコ・・怒った?」


怒るとゆ~より恥ずかしい


入学祝にそんな『必需品』普通あげる?


ってゆ~か・・・妹の彼氏にだよ?


「舞子を泣かせないためだろ~が!」

とか八十八は言う。


確かに・・・だけど・・・

あげた時は、私たち付き合ってなかったでしょ?

八十八ってば・・・先を見越して?


うわっ・・・ヤダ!


ああ!もうっ!

「ヘンタイ!」


思わず俊太に投げつけた言葉


「へ、ヘンタイって・・・」

私の隣でションボリする俊太


「思春期の健全な男子に『ヘンタイ』はないだろ?な?俊太、元気出せ!」

励ます八十八


「ありがとう、八十八兄ちゃん。」

パァっと笑顔に戻って返事をする俊太


いっくら八十八を崇拝してるからってさあ・・・


「八十八、俊太に悪い影響与えないでよね。」


私が言ったそばから

「八十八兄ちゃんは、悪くないよ!」

だって


俊太のヤツ!



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