らぶ米でぃ!

「ああ、これ?妹の舞子。

で、俊太がこいつの彼氏。」


どーでもいいように紹介する八十八。


「はじめまして。小野寺ゆいと言います。」


彼女がペコリと頭を下げたので


「舞子です。」


つられてペコリ。



するとゆいちゃんは

「こんな綺麗な妹さんがいらっしゃったんですね?」

な~んて言うから


「いえいえそれほどでも・・・・」

テレ笑いすると


「バカ舞子、お世辞に決まってんだろ?」

って八十八のヤツ!


「なこと分かってる!」


まあ、ゆいちゃんのがず~っと綺麗だし?


ってゆ~か・・・あれだよね?

八十八の彼女だよね?

中学生だよね?


いいの?こんな大人っぽくて?


さっきよりもジロジロゆいちゃんを見ちゃった私。


「あんま見てんなよ。ゆいちゃんに穴が開くだろ?」


ゆいちゃんを自分の方に引き寄せる八十八。


そして、八十八が私と俊太を見て

「そうだ、お前ら帰る?」


ここまで来てそれは何?


「帰らない。」


俊太は 素直に

「八十八兄ちゃん、俺たちどっかで食べて帰るよ。」

って言ったけど


「一緒に行けばいいでしょ?

私歩きたくないし。」


「だけどさあ・・」


ジャマ者って感じ?


いいの。


だって、ジャマするつもりだし・・・




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