お嬢様と執事さん
「桐壺さんと他の皆さんは仲がいいんだね」
「幼稚園からの腐れ縁だ」
「そうなんだ」
……会話が続かないよ
長い廊下を歩いていくと一つの教室の前で人が立っていた
「彼は千里先生。私達の担任だ」
「初めまして、天音さん」
「初めまして。一年間よろしくお願いします」
「生徒会の顧問でもあるがたいして威厳もなにもない奴だ」
「相変わらずヒドいですね~…天音さんもそう思いません?」
急に会話をふられて苦笑いしかできなかった