お嬢様と執事さん
騙された気分の私はもう顔に不機嫌なのが丸わかり。義兄さんも未来たちも焦り顔で見ていたが、姉さんは悠々と笑っていた。
その笑顔を見たら、ますます私の怒りは膨らんで、イライラムカムカしていた。
すると、ふいに後ろから、結い上げた髪に一輪の可愛らしい花が挿された。
振りかえると、連さんが優しく微笑んでいた。
「お嬢様、理由はどうあれ、せっかくのパーティーです。たくさんの方がお嬢様のためにお集まりくださったのに、主役のお嬢様が楽しまなければ、皆さんがっかりなされますよ」