Monochro world
うつむいて座っているだけの私。
妊娠したなんて親に言えるはずなく、家に帰れないでいた。
だから薄暗い公園にポツンと座っていた。
「ほいっ。」
それでも私の隣にいてくれる優太は、
「体が冷えるで?」
と言って、温かいお茶を差し出した。
それは、とても温かく、冷え切った私の心まで温めてくれた。
「で?どうすんねん。このままじゃあかんやろ?」
「うん…。」
「澪は…。」
隣で生唾を飲み込む音がした。
余裕を見せて、私をリードしてくれていたと思っていたが、優太もかなり動揺してたんや…。
「澪は、産みたいんか?」
真っ直ぐな瞳に逃げる術はなかった。