Monochro world
そのまま、私は話した。
妊娠3ヶ月目だということを。
親に合わす顔がないことを。
そして、まだ翔太に言ってないことを。
どんな顔をされるか分からず、私はずっと抱きついていた。
いくらかの沈黙が続いた後に佳英は口を開いた。
「澪ちゃん、顔を上げて。」
佳英から少し離れて、私は顔を上げた。
「……佳…英…。」
また涙が出てきた。
だって、私の目の前には何も変わらない佳英の笑顔があったから。
「何を恐れてるんか知らんけど、何があっても私は澪の見方やで。」
しっかりと向けられた強い瞳に私は勇気づけられた。
「ありがとう…。」