Monochro world
「それじゃあ帰りますか!」
私が落ち着いたところで優太が切り出した。
ここまで親身になってくれる友だちを持ててよかった。
だから、甘えず今の気持ちを伝えるんだ。
「――私、産みたいかよう分からへん。だから、親に言う前に翔太と相談する。決めるんはそれからや。」
二人は、お互い見合わせて、笑顔で私の方を向いた。
「澪がそう思うんならええんちゃう?」
そう言った佳英は私に手を差し出して、
「帰ろ?」
と言った。
そして、私たちは公園をあとにした。