身代わり姫
「妖精の涙と言うのは、珍しい宝石だとは存じていましたが、そんな話があるのですなぁ。
おお、そうだ。せっかくの貴重な品。国王に献上しましょうかな。
パメラ様、どう思われます?」
「そうさな。妖精の涙だと言えば国王も喜ばれるだろうて。
ああ、グラディス王女がもうすぐ誕生月を迎えられる。グラディス王女にプレゼントなされたらどうか?」
「ふむ、幻の宝石を献上すれば、他の領主どもよりも覚えがよくなりますな」
領主はくっくっと笑いました。
「領主殿、貴殿が献上されるのであれば、あたしからも一言国王に言って差し上げよう。国王はあたしを信頼してくれているからね。きっと妖精の涙の価値を分かってくれよう」
「本当でございますか? ありがたい。では早速あの女から買い上げよう」
領主は言うが早いか、先程の部屋へ戻ろうとしました。
「待たれい、領主殿」
パメラは領主の背中に声をかけました。今にも部屋を出ようとしていた領主が振り返ります。
「お願いがある。宝石と一緒に、その娘も買い上げてはくれまいか。あたしはその娘に興味が湧いてな」
おお、そうだ。せっかくの貴重な品。国王に献上しましょうかな。
パメラ様、どう思われます?」
「そうさな。妖精の涙だと言えば国王も喜ばれるだろうて。
ああ、グラディス王女がもうすぐ誕生月を迎えられる。グラディス王女にプレゼントなされたらどうか?」
「ふむ、幻の宝石を献上すれば、他の領主どもよりも覚えがよくなりますな」
領主はくっくっと笑いました。
「領主殿、貴殿が献上されるのであれば、あたしからも一言国王に言って差し上げよう。国王はあたしを信頼してくれているからね。きっと妖精の涙の価値を分かってくれよう」
「本当でございますか? ありがたい。では早速あの女から買い上げよう」
領主は言うが早いか、先程の部屋へ戻ろうとしました。
「待たれい、領主殿」
パメラは領主の背中に声をかけました。今にも部屋を出ようとしていた領主が振り返ります。
「お願いがある。宝石と一緒に、その娘も買い上げてはくれまいか。あたしはその娘に興味が湧いてな」