Secret Romance*


「いらないってば!」

荒々しく叫ぶと差し出されたココアを新田の前に突き返す。




「……まったく…
意地っ張りだねぇ」

新田は微笑して言うと、カップを手にしてココアを口に含んだ。



「…あま」


微かにしかめる眉を見てるとなんだか勝ち誇った感じがした。




でも、そんな優位な感情はすぐに逆転する。



「玉木…こっちにおいで」

「……?」


椅子に頬杖を付いて私を手招きする新田…




その口元はいやらしいくらい歪んでいた。




そんな事にも気付かない私は、言われるままに新田の隣に付く。



「…何?」

首をかしげた途端…

後頭部辺りをグッと引き寄せられた。



――…!!


「んっ!」


ぶつかるように重なるふたつの唇…。


引っ張られる力で必然的に私は新田に抱きつくような形になっていた。


回りから見ると私の方が新田に襲いかかっているみたいだけど、
もちろん主導権は新田の方にある。
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