君色 **空色**
ドラマのワンシーンかよっ!!
そう心の中で私は叫んだ
と言うか、そのポーズ……
夜であるために、周りに人が少ないとは言っても、誰かに見られているかもしれないと考えると、頬が熱くなってきた
「待って、そのポーズ何か恥ずかしいから!!ちゃんと、滑ります!!!そこまで滑るから、大人しく待ってて!!」
結局降参した私は、彼にそう叫ぶとゆっくりとストックで地面をけって前に出た
静かに滑って彼の隣りまでやってくると、彼は私を見て「ほら、出来た!」とほほ笑んでくる
「もう、心臓バクバクですけど……」
『色んな意味で』と心の中で付け足していると、再び彼はサッと私の隣りから降下し「おし、そんじゃ次はここまで!!」と笑顔を向けている
『くそ~』
乙女にあるまじき悪態を心の中でつきながら、私は結局これを繰り返して下界までの半分の距離を滑らされたのだった
そう心の中で私は叫んだ
と言うか、そのポーズ……
夜であるために、周りに人が少ないとは言っても、誰かに見られているかもしれないと考えると、頬が熱くなってきた
「待って、そのポーズ何か恥ずかしいから!!ちゃんと、滑ります!!!そこまで滑るから、大人しく待ってて!!」
結局降参した私は、彼にそう叫ぶとゆっくりとストックで地面をけって前に出た
静かに滑って彼の隣りまでやってくると、彼は私を見て「ほら、出来た!」とほほ笑んでくる
「もう、心臓バクバクですけど……」
『色んな意味で』と心の中で付け足していると、再び彼はサッと私の隣りから降下し「おし、そんじゃ次はここまで!!」と笑顔を向けている
『くそ~』
乙女にあるまじき悪態を心の中でつきながら、私は結局これを繰り返して下界までの半分の距離を滑らされたのだった