【番外編】幼なじみの恋心
そのせいなのか…この時、勢いもあって由香里に告白した…。

由香里はやっぱり驚いた。



「…えっ!?だって…そんな…中学の時、告白断ったの純じゃない…!!」



確かに断ったのは、他でもない俺…。

あの時は幼なじみの立場からくる思いだと思ってた。

何度伝えても由香里に届かないのはわかっていた…。

それでも3年間かかって気付いた気持ちを…。

伝えずにはいられなかった…。

由香里は俺から逃げるように去っていった。

…そうだよな。

自分から告白断っておいて、好きだなんていまさら言われたらな…。
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