ヤンデレ彼氏に監禁されて
恋しいと思ったら、ふと、窓に視線が移る


快晴
お子様やら、ポチやらが、元気に外ではしゃぎ回りそうな天気


最近は、吹雪だったり、曇天だったりが多かったから、嬉しい天気と言えばそう


外が恋しい


何せ、一週間も出ていないんだ


ベランダに出るのは構わないらしいが、必ず彼(銃というオプションを付けた)が同伴する


ベランダも、確かに『外』だろうとも、物足りない


買い物とか、遊びとか、カラオケとか……まずい、余計に恋しくなってきた


「クルキさん、散歩しませんか」


パイナップル串を私に差し出す彼に、ポロリと言ってみた


え、とかいう声に続けて言葉を出す


「いい天気だし、最高の散歩日和じゃないですか。買い物とか、一緒にしましょうよ」


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