しょうがい
メロンパンを食べ終えた。もちろん食べ足りない。僕は近くのコンビニへ行き、何か買ってこようと決心した。コンビニまではけっこう遠いが、バイクで行けばあっという間だ。こんな時間、学校にバレるはずもない。警察に無免許さえ悟らせなければ、何も問題はない。
早速、外に出てバイクを探した。バイクといっても原チャリだ。もちろん親のバイク。親との間には1メートル9センチの隔たりがある僕だが、親のバイクとの間には何の壁もない。むしろ日頃から世話になっている。
ところがまたしてもそこはガランとしていて、どこにもバイクは見当たらなかった。父か母が乗っていったのか?よく分からないが、僕は歩いてコンビニに行かざるをえなかった。
夜の道はなんだか良い。それは気分であり、単なる観念でしかないのだが、夜は僕に素晴らしいほどの快感を与えてくれる。
三十分ばかり歩くと、目の前から闇が消え去り、輝かしいばかりの光が見えてきた。看板には大きく「24時間営業」と書かれ、入口付近ではガラの悪い連中がたむろしていた。
そのガラの悪い連中とは目を合わせないようにしながら、僕はコンビニの中へと入っていった。入るなり、やる気のない店員が「いらっしゃいませ」と挨拶してくれた。
早速、外に出てバイクを探した。バイクといっても原チャリだ。もちろん親のバイク。親との間には1メートル9センチの隔たりがある僕だが、親のバイクとの間には何の壁もない。むしろ日頃から世話になっている。
ところがまたしてもそこはガランとしていて、どこにもバイクは見当たらなかった。父か母が乗っていったのか?よく分からないが、僕は歩いてコンビニに行かざるをえなかった。
夜の道はなんだか良い。それは気分であり、単なる観念でしかないのだが、夜は僕に素晴らしいほどの快感を与えてくれる。
三十分ばかり歩くと、目の前から闇が消え去り、輝かしいばかりの光が見えてきた。看板には大きく「24時間営業」と書かれ、入口付近ではガラの悪い連中がたむろしていた。
そのガラの悪い連中とは目を合わせないようにしながら、僕はコンビニの中へと入っていった。入るなり、やる気のない店員が「いらっしゃいませ」と挨拶してくれた。