♯゜+姫+゜♯
織本家に着くと家族全員で出迎えてくれた。
「百合は!?」
「部屋…」
俺は百合の部屋に向かう。
「百合、入っていい!?」
返事がない。
「どうしよう。」
「おい、知稀窓開いてる。乗り込め。」
「ラジャー。」
俺はベランダから百合の部屋に入る。
ベッドではスヤスヤと百合が寝ている。
スヤスヤ…?
百合の額に手を置くとものすごく熱かった。
おまけに服がビショビショだし…
もしかしていじめられてんのか!?
俺は瑞希ちゃんに言って百合を着替えさせた。
それでも起きない百合を放っておくことができず、俺は一晩百合の看病をした。
.