【完】★LIGHT OF LOVE★15歳・・・援助交際と運命の恋
「何が、親だ!!」


あたしは母をにらみつけた。


「あんたなんか、親じゃない!!一度だって、親らしいことなんか、したこともないくせに!!あんたに親なんて言う資格なんかない!!」


「わたしは親になんか、なりたくなかった」


今度は母が、あたしをにらみ返した。


「子供なんか欲しくなかった。子供なんかいても、じゃまなだけだ。おまえは、いらない子供なんだよ!」


「だったら、産まなきゃよかったじゃない!!」




あたしは両手で母を突き倒すと、靴もはかずに家から飛び出した。


泣きながら、めくらめっぽうに走った。


走っているうちに、石ころにつまずいて、あたしは土手の草むらの中に倒れこんだ。


膝をすりむき、血が出ている。


裸足で走ったので、足の裏も傷だらけだ。


あたしはその場に座り込み、泣きつづけた。


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