職場内恋愛
『人だかりの中心に、いたんだ。
頭から血流してる美優が。
俺がどれだけ呼びかけても反応してくれなくて。
それからすぐに医者とナースが来て。
美優はストレッチャーで運ばれて行った。』
俺の話を聞く涼は腕を組んで俯いていた。
そして隣に座っている京地は目を見開き驚いてて。
きっと、想像を遙かに超えていたんだろう
『美優…自殺したんだ。
病室に遺書が残ってた。
目が見えないなら死んだ方がましだ、
そう…書いてあった。
バカ…だよな…
自殺するなんて。
美優は集中治療室行き。
あの自殺から1週間
美優はまだ、目を覚まさなくて。
そこへ、美優のお母さんが俺のところへ来た。』
たくさんの機械に囲まれた美優
顔や腕には痛々しい傷跡
見ていられない
その言葉がピッタリの状態だった。