幼かったあの頃
「よしっ!!あとはゴミを取って終わりだな☆」

「うん!!」

そうなんです。

今日ゴミ捨ては掃除の時間にしたらしく、帰りの掃除ではしなくていいんだって。

だからあとはゴミを取って掃除道具を片付けたら終わり。

「やっと帰れる〜♪」

「七海は今日事故らないように気を付けろよ(笑)」

「はっ!?何で事故?」

「だって今日は最悪な1日なんだろ?まだ1日終わってないじゃん。」

「あっ、そ〜だった。」

「忘れてたのかよ(笑)」

「まっ、いくらなんでも事故にはあわないし!!」

「七海はボーッとしてるからな〜?」

「嫌なこと、思い出させないでよ!!」

「ほら、箒片付けるから貸せ。」

「ん…」

私は箒を手渡した。

口は悪くなっても、やっぱり優しいんだよね。



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