7日目の恋
「そうかなあ?」
俺の言葉を止めるかのように舞ちゃんが話し出した
「舞は、そう思わないよ。鬼はね凄ーい不器用なだけだとおもうんだあ。」
不器用??
「本当はね、町の人とも仲良くなりたいって思ってるの!だけど…どう接していけばいいか分からないの…町の人に迷惑をかけちゃうのは……本当は自分が凄ーい弱くて寂しいから…誰かに見てほしいって思ってて…俺はここだよ!って心の中で叫んでると思うの…」
言葉が出ない…
舞ちゃんの目が真剣で…吸い込まれそうだ
「鬼はね可愛い町の女の子を鬼ヶ島で捕まえてたでしょ?あれは多分、鬼がその子の事を好きだったんじゃないかなあ…?それで、女の子も…」
舞ちゃんの話は続く
「大好きで大切だから、その子の事を守ってたんだと思うの…でも桃太郎が来ちゃって…鬼は本当は行かせたくなかった…女の子も…鬼に止めて欲しかった。でも鬼は不器用だから…ちゃんと行かないでくれって言えなかったんだと思うの……」
舞ちゃんは言う
「これは…悲しい恋の話なんじゃないかな………」
……悲しい恋の話…
そんな風に考えた事なかった…
「なんちゃってね♪」
ニカって白い歯を見せて笑う舞ちゃん…
なんか凄いな…