無色多彩
腕がこれでもかと言うくらい引っ張られ…長い中央廊下を通り抜けて、食堂に着く頃にはあたしの腕は悲鳴をあげていた…。
「ね!!凄くない!!新記録の3分代で着いたよ!」
「…はぁっ、あんたのせいでこっちは腕が痛いじゃないか」
「大丈夫大丈夫。まだ若いんだからー」
その言葉と同時に、あたしの背中を漫画みたく勢いよく叩く…。
なんだか分かった気がする…莉奈とあたしが親友なのは二人共、自由人だからだと思う。
「流依は何食べんのー??あたしは…カレー食べよ♪流依もカレーね」
そう言ってあたしの食べたい物は聞かない主義の莉奈。奢ってくれるのは嬉しいんだけどねー。
つか、昨日ハヤシライスだったような…。
そんな事を考えていると、莉奈は二つのカレーを両手に持って場所取りを始めた。
急いであたしも莉奈の所に行くと、思いもしない奴に会った。
「よお。」
そう言ってあたしの肩を叩く男…元カレだ。
「久しぶり。つかあたし達これからお昼だからバイバイ」
一段とうるさくなった食堂にあたしは相手に届くくらいの大声で言った。
「ね!!凄くない!!新記録の3分代で着いたよ!」
「…はぁっ、あんたのせいでこっちは腕が痛いじゃないか」
「大丈夫大丈夫。まだ若いんだからー」
その言葉と同時に、あたしの背中を漫画みたく勢いよく叩く…。
なんだか分かった気がする…莉奈とあたしが親友なのは二人共、自由人だからだと思う。
「流依は何食べんのー??あたしは…カレー食べよ♪流依もカレーね」
そう言ってあたしの食べたい物は聞かない主義の莉奈。奢ってくれるのは嬉しいんだけどねー。
つか、昨日ハヤシライスだったような…。
そんな事を考えていると、莉奈は二つのカレーを両手に持って場所取りを始めた。
急いであたしも莉奈の所に行くと、思いもしない奴に会った。
「よお。」
そう言ってあたしの肩を叩く男…元カレだ。
「久しぶり。つかあたし達これからお昼だからバイバイ」
一段とうるさくなった食堂にあたしは相手に届くくらいの大声で言った。