婆ちゃんの恋物語
澄んだ瞳が、うちをしっかり捕らえてた。
なんてって、聞き返す間もなく、巧君出て行ってもた。
恥ずかしさと体が熱くなったん。その感覚が、なんかもっと、恥ずかしくなって、外にいる麻ちゃんを、探しに出たん
「僕が、いらんこと言うてもたんやなあ。」
「巧君が、あんなん言うって思わんかった。」
うちと誠さんは、二人で反省の言葉を並べて、お互い沈黙してもてた。
正月早々、傍に居る喜びより、なんや、重苦しい気持ちになってた。
「僕も、戦地に送還されても、ボチボチしゃないかなあって、思ってるんやけど、僕は、僕の力で、何も出来ひん戦地に行きたくないねん。此処でやったら、大切な人達を助ける事も出来るやろ。人殺ししたくないねん。弱虫、非国民言われてもええねん。」
誠さんは、ボソッと言いはってん。なんて、答えたらええんやろ。
行って欲しくないから、気持ちは同じやねん。でも、なんか、言葉が出て来なくて、事務所まで、歩いてたん、
スッと擦れる誠さんの手が、冷たくて、温めてあげたい気持ちになってもてたん。でも、同じようにうちの手も、冷たくなってたんやろなあ。
手の感覚が、鈍くって、フアッと温くもりが、誠さんの手のひらやったん。
なんてって、聞き返す間もなく、巧君出て行ってもた。
恥ずかしさと体が熱くなったん。その感覚が、なんかもっと、恥ずかしくなって、外にいる麻ちゃんを、探しに出たん
「僕が、いらんこと言うてもたんやなあ。」
「巧君が、あんなん言うって思わんかった。」
うちと誠さんは、二人で反省の言葉を並べて、お互い沈黙してもてた。
正月早々、傍に居る喜びより、なんや、重苦しい気持ちになってた。
「僕も、戦地に送還されても、ボチボチしゃないかなあって、思ってるんやけど、僕は、僕の力で、何も出来ひん戦地に行きたくないねん。此処でやったら、大切な人達を助ける事も出来るやろ。人殺ししたくないねん。弱虫、非国民言われてもええねん。」
誠さんは、ボソッと言いはってん。なんて、答えたらええんやろ。
行って欲しくないから、気持ちは同じやねん。でも、なんか、言葉が出て来なくて、事務所まで、歩いてたん、
スッと擦れる誠さんの手が、冷たくて、温めてあげたい気持ちになってもてたん。でも、同じようにうちの手も、冷たくなってたんやろなあ。
手の感覚が、鈍くって、フアッと温くもりが、誠さんの手のひらやったん。