Street Love【BL】
「それだけ悪態をつけるなら、1日ベットで休まなくても良さそうだね。」
「ぇ…それはちょっと……」
「ちょっとキツいかもしれないけど、鎮痛剤飲んでみない?」
「やだ…薬嫌い」
嫌そうに顔をしかめる柚希もなんだか幼い子供のようで笑える。
「遊園地、行かないか?まあどうしても家で休んでたいならまたこんどでもいいんだけど」
そう言うと、こちらをチラッと見る柚希の瞳には好奇心の色が滲んでいた。
「行く?」
「……行く」
「ん、じゃあ…」
「でも、二人じゃ嫌っ」
え……
「どうして?」
「意地悪いっぱいされそうだから」
きっぱりと言われると流石に傷つくぞ…。
まあいいか…二人きりでの遊園地デートはまた今度で。