あの音が聞きたくて
夕方になると、良子が希美を
保育園に向かいに行き、

晩御飯前には、健治も家に帰って来た。

「ダーダー、アーアー」

ご飯の準備が出来て、
家族全員がテーブルに座ると、

いつも決まって1番張り切るのはリオンだった。

「さあ、リオン、いただきますをして!」

麻衣がリオンを促す。

他の三人もジッとリオンの方を見る。

それに気付いたリオンが笑顔で

「ダダーダダ、アー!」

と言って、
「いただきます」の号令をかけた。

その合図と共に、家族の食事が始まる。
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