DOLL・・・ ~秘密倶楽部~
乙羽が運んできたおかゆを
上機嫌でレンゲにすくい上げ
フゥーフゥーと口に運ぶ柊音
「ん♪
ウンマ~イ!!
お粥なんて
何年ぶりかなぁ...」
子供のように無邪気な笑顔で
嬉しそうにおかゆを
頬張る柊音
「俺、昨日どうやって
帰ってきた?」
「覚えてないの?」
「ぅーん...
抜けてんだよね、所々...」
「ぇーとね...
髪は茶色くて...
背は...」
「ストーップ!!
何それ、なぞなぞ?
てか、マジ?」
「???」
柊音は立ち上がり
部屋に行くと
CDのジャケットを持って
戻ってくる
「この中にいる?」
「ぁ、この人♪」
「てか、マジ?
森ちゃんって
もしかして...
俺らのコト
知らない...とか?」
「...知ってるよ
「本当に?」
疑いの眼差しを向ける柊音
「じゃ、この人は?」
「...?」
「じゃ、この中で
リーダーは だ~れだ」
乙羽が静かに
ジャケットの6人の中の
一人を指差す
「は? オレ?」
「//」
「じゃ、知ってる曲は?」
「?」
「.....
分かった
結局、知らないわけね」
「ゴメンナサイ//
詳しくは知らないだけで
存在してることは...」
「存在って...
ハハ...(汗)
まぁね...
俺への接し方から
何とな~く
そんな感じしてたけど...
マジか...
俺ら全然
まだまだなんだな!
ヨシ、頑張ろう! ぅん!」
柊音は一生懸命
自分を励ましている
「...//」
乙羽が
申し訳なさそうに笑う
「翔耶かぁ...
そういえば確かに
翔耶と一緒にタクシーに
乗ったトコまでは
覚えてんだけど...」
「ぁたし見て
驚いてた...」
「ぁぁ...
言ってねぇからな...
翔耶、何か言ってた?」
「ぅぅん...」
「そっか...
ま、別に翔耶なら
問題ないし大丈夫」
柊音は食べ終わった食器を
キッチンへと運ぶ