悪魔のいる教室
けど、足が止まってしまったのは教室の入口付近。





……無理。


無理無理無理無理。





だって……



いるんだもん。





……隣の席のあの人が。



「…………」



どうしよう。

超怖いんですけど……。



幸い、悪魔は机に突っ伏してて私の存在には気づいてないと思われる。



寝てるのかな……。


こっそり行けば、大丈夫かも。



……よし!



熊谷ひなた、いきます!!
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