悪魔のいる教室
──な、何が起こったんだ!?
目を開くと視界が黒一面に覆いつくされてて、体を離そうにも肩にかかった重みがそれを許さない。
仕方なく顔だけ上を向けると──……怖い顔して向こうを見てる悪魔が、いた。
私の腕を引っ張ったのも、肩の重みも、正体は悪魔の手で。
つまり私は今、悪魔に肩を抱かれてる状態。
って言うか、悪魔の体に押しつけられてるって説明した方が正しい。
な……なんだコレ!!
『走れ』、そう言った張本人がそれを邪魔するとは一体全体どういうわけだ!!
ってか見てる!!
みんな見てる!!
ヤバいよ、バカップルって思われるよ!!
恥ずかしい!!
つーか力強すぎて体痛てぇ!!
わけわかんねぇと思いながらも、磁石みたいに密着してる距離にドキドキしてる自分がいた。
慌てる私の問い掛けを完璧無視して、流れる人混みを見つめ続ける悪魔。
見てるって言うより、思いっきり睨みつけてる。
自分が睨まれてるわけじゃないのに、その凶器眼の恐ろしさとバクバク煩い心臓に、危うく私が白目むいて倒れそうになった。
「……お前」
暫く経って小さく舌打ちを漏らした悪魔は、腕の力を少し弱め、口を開いた。
真剣な瞳。
ゴクリと生唾を飲み込んだ。
目を開くと視界が黒一面に覆いつくされてて、体を離そうにも肩にかかった重みがそれを許さない。
仕方なく顔だけ上を向けると──……怖い顔して向こうを見てる悪魔が、いた。
私の腕を引っ張ったのも、肩の重みも、正体は悪魔の手で。
つまり私は今、悪魔に肩を抱かれてる状態。
って言うか、悪魔の体に押しつけられてるって説明した方が正しい。
な……なんだコレ!!
『走れ』、そう言った張本人がそれを邪魔するとは一体全体どういうわけだ!!
ってか見てる!!
みんな見てる!!
ヤバいよ、バカップルって思われるよ!!
恥ずかしい!!
つーか力強すぎて体痛てぇ!!
わけわかんねぇと思いながらも、磁石みたいに密着してる距離にドキドキしてる自分がいた。
慌てる私の問い掛けを完璧無視して、流れる人混みを見つめ続ける悪魔。
見てるって言うより、思いっきり睨みつけてる。
自分が睨まれてるわけじゃないのに、その凶器眼の恐ろしさとバクバク煩い心臓に、危うく私が白目むいて倒れそうになった。
「……お前」
暫く経って小さく舌打ちを漏らした悪魔は、腕の力を少し弱め、口を開いた。
真剣な瞳。
ゴクリと生唾を飲み込んだ。