魔王さま100分の2
「俺達が求めるものはひとつ、ここにいる魔王さまの身の安全だけだ」
キーヤは言い切った。
「逆に言うと、私達はその為に持っている全てを吐き出す用意があります」
ヘナが、アイオネの間近で後を続ける。
「魔王さまの……」
ここにいる魔王さま。
すなわち、アイオネが世話している魔王さまだ。
アイオネは、ここにいる全員に訊いた。
「それは、幽霊船の接近が、私が任されている魔王さまに危険を及ぼすということかしら?」