魔王さま100分の2
「勇者殿、他にご意見は?」
「魔族の協力を得ることに関してはやむ得ません。黙認します。ただ王国及び中央との連絡は密にしてください」
「分かりました。勇者殿も極力、魔族及び魔王の件は内密にお願いします」
「はい」
お互いに礼をして了承の意を伝える。
もちろん、実際に何をどこまで隠して行動するかは腹の中だ。
逃げた魔王さまのことを全く知らせてこなかった王国に腹は立つが、
それでアイオネが、今回のことをイアリミアの意向のまま王国に全て伏せておくことはない。
その辺りは駆け引きとバランスだ。
で、さっそくイアリミアは手を打ってきた。
「では具体的な話になりますが、勇者殿には、この問題が解決するまで魔王領の警備に専念していただきます」